- チャイニーズテーブル | Chinese Table <2007>

チャイニーズテーブル
2007
用途 /テーブル
所在地/大阪コンフォートQ
製作 /ハンドファクトリー、三保谷硝子店
- アンフォルメル
ウィリアム・デ・クーニングの晩年のペインティングを見た。形をとどめず揺れ動く線のストローク。何て官能的なのだろう。
MoMAで開催されたブライス・マーデンの近年の絵画も不定形(アンフォルメル)の線が揺らめいていた。
共に2007年のニューヨークで出会った。そのときにデザインしたのがこのテーブルである。
3人が坐るテーブルなので、ひとりっ子政策で3人家族が多い中国の食卓を引用し、チャイニーズテーブルと名付けた。
デザインの着想は2007年版のニューヨークのアンフォルメル。
アンフォルメルは20世紀中頃の美術運動だったが、確たる世界の消失した、
その分しなやかな不定形の都市ニューヨークに、今とても似合っているように見える。